中国の卯建へ

　徳島県美馬市脇町南町通り（俗称：うだつ通り）には、隣家に接した二階建ての家屋の１階と２階の部分に「卯建（うだつ）」という構造物があり、本来は防火を目的としたものですが、我が国では装飾的な意味を持ち、昔の脇町の藍商がその富の象徴として、自分の家の建築の際に卯建を上げ多建物を建て、脇町にはその様な家が軒を並べて建っているため、この通り全体が國の「重要伝統的建造物群」に指定されています。

　このHPでは、脇町の卯建の種々相をお見せし、併せて我が国の「卯建」の起源と考えられる中国のいろんな形の卯建を　徳島県日中友好協会名誉会長　森　正見氏（徳島市在住）が撮影された興味深い写真を紹介しています。

　住居の建築に卯建を組み込んだ建物は、日本のいくつかの町でもみとめられていますが、この頁ではその様な日本各地の卯建を紹介したいと思います。

NO.	場所	写真撮影
１	北海道小樽市	光富真吾先生（福岡市）
２	大分県日田市豆田	湯浅嘉之氏（徳島市）
３	徳島県美馬市貞光	森　博愛
４	愛媛県内子町	森博愛、湯浅嘉之氏
5	長野県木曽郡南木曽町	森　博愛
６	埼玉県川越市川越	田村収氏^*
７	長野県東御市海野宿	小野吉彦氏^*
８	長野県塩尻市奈良井	小野吉彦氏^*
９	岐阜県美濃市美濃町	小野吉彦氏^*

*伝統的建造物群保存地区「歴史の町並」、平成20年度（２００８）版より転載しました。
発行：全国伝統的建造物保存地区協議会発行（平成20年５月26日）

１．北海道小樽市の卯建（光富真吾先生撮影）

　福岡市在住の私の大学の先輩である光富真吾先生が、平成18年９月に北海道小樽市に旅行されｔ浅いに写された写真です。丁度、街路樹の左側に、煉瓦模様の壁を持った立派な卯建を見ることが出来ます。

小樽市の卯建（福岡市　光富真吾先生撮影）

　この頁は未完成です。今後、充実させていきたいと考えていますので、時々，覗いてみて下さい。

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