症例解説!心電図-基礎から臨床まで
 
 森 博愛(徳島大学名誉教授)、丸山 徹(九州大学教授)編著

医学出版社

 A4変版、総頁数260頁、カラー、
               図272枚、表60枚、分担著者22名
          価格:本体 7,200円+税

目次

 1. 心電図法の発展      
  2. 心電図法の基素   
  3. 心電図誘導法    
  4. 心電図波形の名称と意義
  5. 正常心電図         
  6. 心臓電気軸      
  7. 右胸心、〔付〕電極装着ミス    
  8. 心房負荷
  9. 心室肥大           
 10.脚ブロック      
 11.冠不全、心筋虚血          
 12.心筋梗塞の心電図
 13.電解質異常          
 14.不整脈        
 15.早期興奮症候群
 16.遺伝性不整脈  
   1) 先天性QT延長症候群      
   2) 天性QT延長症候群   
   3) Brugada症候群    
   4) J波症候群
   5) カテコラミン誘発多型心室頻拍  
   6) 先天性QT短縮症候群  
   7) Lenegre病
 17. 小児心電図診断基準
 18. 特殊心電図  
   1) 運動負荷心電図      
   2) ホルター心電図    
   3) ベクトル心電図    
   4) 加算平均心電図           
   5) 携帯型伝送心電図     
   6) 植え込み型ループ心電図

本書の特徴

 本書には 類書にない下記のような特徴があります。

 1
.心電図の解釈を、一貫して立体的心起電力ベクトルとして捉える立場から解説していること。また肢誘導心電図解釈の立場としてCabrera配列(119頁)の考え方を紹介していること。

 2.世界的に見て最新の知見を紹介、解説していること。例:新しいBrugada 型心電図診断基準(192頁)、その不完全右脚ブロックとの鑑別(189頁);Brugada phenocopyなど(195、197頁)。

 3.急性心筋梗塞症の心電図診断について、責任冠動脈枝の部位診断を冠動脈造影知見に基づいて2人の専門医がそれぞれの考え方を具体的に解説していること(101,116。

 
4.斬新かつ日常臨床で重要な話題を、随所にmemo, column, eference
として紹介したこと(目次記載)。

 
5.高感度心電計記録の心電図波形を随所に加えて、通常記録心電図波形の理解を一層深化させたこと(53-55頁)。

 
6. 最も普遍的な心電図所見である左室肥大の心電図診断基準として、近年、世界的に広く用いられているCornell voltageおよびCornell voltageと、その成立根拠を詳しく解説し、日本人正常値に基づく補正診断基準値を紹介していること(60-63頁)。

 7
. 電解質異常心電図所見として、Brugada sign, 巨大J波、単相曲線様心電図波形などの新知見を紹介していること(1324-135頁)。

 8.心電図波形として、従来から広く知られているP,QRS,ST-T波などに加えて、最近注目されているJ波、U波について、その臨床的意義を実例に則して詳しく解説していること。

 9.不整脈については、各種の不整脈について最新の立場から解説すると共に、「遺伝性不整脈」という章を設け、各種のイオンチャネル病について、心電図診断のみならず、その包括的概念についても最新知見をようりょうよくまとめてしょうかいしていること。

10.特殊心電図という章を作り、近年、進歩が著しいホルター心電計や、加算平均心電図、携帯型伝送心電図、植込み型ループ心電計などについて、装置・記録波形・身障的意義などについて詳しく解説していること。

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