近著紹介

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卯建の町並みへ 森家

私どもが最近 執筆した書物には下記のものがあります。 

No. 書名 著(編)者 出版社 出版年 頁数 定価
 1 徹底解説!心電図
基礎から臨床まで
森 博愛
丸山 徹 
医学出版社  2015  260  7200円 
2 遺伝性不整脈 森 博愛 医学出版社 2009 174 4,830円
3 Brugada症候群の臨床 森 博愛
野村昌弘
医学出版社 2005 116 3,045円
4 コメディカルのための
内科学
伊東 進
森 博愛
医学出版社 2006
改訂
432 4,935円
5
心電図とベクトル心電図
(CD-Rom付き)
森 博愛
西角彰良
野村昌弘
渡部克介
医学出版社 2002 306 8,500円

6

心電図セミナー (1)
(CD-Rom付き)
森 博愛
西角彰良
野村昌弘
渡部克介
医学出版社 2002 252 5,500円
7
心電図セミナー (2)
(CD-Rom付き)
森 博愛
西角彰良
野村昌弘
渡部克介
医学出版社 2002 254 5,500円

8
心電図P波の臨床 森 博愛
中屋 豊
日浅芳一
医学出版社 1994年
第2刷
265 4,078円
9 人体生理学の基礎 宮本博司
山口久雄
医学出版社 1996年 221 3,204円
上記書物を購入希望の方は、医学出版社にE-mail 、Fax、または電話で御申し込み下さい
  E-mail:info@kk-igakushuppansha.jp(ここをクリック)
電話・Fax:03-3812-5997

 上記の書物の内、「P波の臨床」は、出版年が新しくありませんが、類書の出版は世界的に見てもが米国で一冊あるのみで、我が国では類書が全く出版されておらず、現在でも出版価値があると考え、此処に紹介しました。

書物紹介タイトル

1. 徹底解説心電図−基礎から臨床まで

  1.心電図の発展
2.心電図法の基礎
3.心電図誘導法
4.心電図波形の名称と意義
5.正常心電図
6.心臓電気軸
7.右胸心
8.心房負荷
9.心室肥大
10.脚ブロック
11.冠不全、心筋虚血
12.心筋梗塞
13.電解質異常
14.不整脈
15.早期興奮症候群
16.遺伝性不整脈
17.小児心電図診断基準
18.特殊心電図
A4変形版、260頁、図272枚、表60枚、執筆22名、2015年10月
(本体価格7200円+税) 

 本書には 類書にない下記のような特徴があります。
 
1. 心電図の解釈を、一貫して立体的心起電力ベクトルとして捉える立場から解説していること。また肢誘導心電図解釈の立場としてCabrera配列(119頁)の考え方を紹介していること。
 2. 世界的に見て最新の知見を紹介、解説していること。例:新しいBrugada 型心電図診断基準(192頁)、その不完全右脚ブロックとの鑑別(189頁);Brugada phenocopyなど(195、197頁)。
 3. 急性心筋梗塞症の心電図診断について、責任冠動脈枝の部位診断を冠動脈造影知見に基づいて2人の専門医がそれぞれの考え方を具体的に解説していること(101,116。
 4. 斬新かつ日常臨床で重要な話題を、随所にmemo, column, eference
として紹介したこと(目次記載)。
5. 高感度心電計記録の心電図波形を随所に加えて、通常記録心電図波形の理解を一層深化させたこと(53-55頁)。

6. 最も普遍的な心電図所見である左室肥大の心電図診断基準として、近年、世界的に広く用いられているCornell voltageおよびCornell voltageと、その成立根拠を詳しく解説し、日本人正常値に基づく補正診断基準値を紹介していること(60-63頁)。
7. 電解質異常心電図所見として、Brugada sign, 巨大J波、単相曲線様心電図波形などの新知見を紹介していること(1324-135頁)。
8. 心電図波形として、従来から広く知られているP,QRS,ST-T波などに加えて、最近注目されているJ波、U波について、その臨床的意義を実例に則して詳しく解説していること。
9.不整脈については、各種の不整脈について最新の立場から解説すると共に、「遺伝性不整脈」という章を設け、各種のイオンチャネル病について、心電図診断のみならず、その包括的概念についても最新知見をようりょうよくまとめてしょうかいしていること。
10. 特殊心電図という章を作り、近年、進歩が著しいホルター心電計や、加算平均心電図、携帯型伝送心電図、植込み型ループ心電計などについて、装置・記録波形・身障的意義などについて詳しく解説していること。

2.遺伝性不整脈

1.遺伝性不整脈の種類
2. 先天性QT延長症候群
3. 二次性QT延長症候群
4. QT短縮症候群
5. 乳幼児突然死症候群
6. カテコラミン誘発性多形性
  心室頻拍
7. 不整脈原性右室心筋症
8. Brugada症候群
9. Lenegre病
10. 家族性心房細動
11.家族性洞不全症候群
12. 家族性心房停止
B5版、186頁、定価4,830円、2009年2月出版
(定価4,830円(本体4,600円)

 特有の心電図波形を示し、心臓突然死を引き起こすQT延長症候群、Brugada症候群、Lenegre病などは、遺伝子変異により惹起されることが明らかになってきました。

 本書はこれらの一連の遺伝子異常ににより致命的不整脈を起こす疾患を取り上げ、臨床的立場から分かりやすく解説しています。これらの遺伝性不整脈に属する例の中には、不完全浸透性や遺伝子多型を示す例もあり、日常臨床、集団検診、人間ドック健診などで遭遇する機会が多いにもかかわらず、見逃されている例も多くあります。本書は、遺伝性不整脈について解説したわが国での最初の書物であり、読者は本書を通じて遺伝性不整脈についての一般的な知識を得ることが出来ます。

3.Brugada症候群の臨床

Brugada症候群の臨床  著者:
 徳島大学名誉教授
     森 博愛

  医学博士
     野村昌弘
A4版、106頁、図75枚、表26枚、2005年3月刊行、
価格3,045円(本体価格2、900円)

  我が国には以前から、心臓に何ら基礎礎疾患がない若年男性が夜間にうめき声を発して急死する奇妙な疾患があり、「ポックリ病」と呼ばれて恐れられていた。1992年、BrugadaらはV1,2の右脚ブロック様所見と著明なST上昇が特発性心室細動の基質として重要で、これがポックリ病と同一疾患であることを発表し、以来、Brugada症候群とに呼ばれるようになった。その後、1998年Chenらが本症候群例に心筋細胞膜のNa+チャネルをcodeする遺伝子SCN5Aの変異を認め、本症はイオンチャネル病の1つとして注目されるようになった。

 Brugada症候群は我が国には少なからず認められる疾患で、ことにその1型であるsaddle-back型心電図は健診やドックなどの際にしばしば認められる。従って、Brugada症候群についての理解は、臨床に携わる医師にとって必須の知識である。

本書の内容
  1. 概念,   
  2. 歴史,  
  3. 心電図所見,   
  4. 頻度,   
  5. 心臓電気生理学的検査,  
  6. 診断基準,    
  7.J波とは?,   
  8. Brugada症候群の心電図の成因,     
  9. 類似心電図波形を示す諸病態,    
 10. 遺伝子異常,
 11. 他の遺伝性不整脈との関連,    
 12. 予後,    
 13. 予後評価因子,   
 14. 治療・指導指針,           
 15. 本症候群の心室細動発作と自律神経機能、   
  16. 各種抗不整脈薬の影響と分子機序,     
 17. Brugada症候群の治療,   
 18. 無症候性Brugada症候群における急死の予防,   
 19. 追補

4.コメディカルのための内科学

編著:伊東 進(徳島大学教授)
    森 博愛(徳島大学名誉教授)
    
著者:伊井邦雄(松井病院副院長、徳島大学講師(非常勤))
    井内新(徳島県立三好病院内科医長)
    岡村誠介(徳島大学助手)
    斉藤 憲(徳島大学教授)
    清水一郎(徳島大学助教授)
    白神 r(徳島大学名誉教授)
    近森一正(高知高須病院、徳島大学講師(非常勤))
    長瀬教夫(国立病院機構徳島東病院)
    中屋 豊(徳島大学教授)
    西角彰良(徳島大学講師)
    野村昌弘(徳島大学教授)
    橋本俊顕(鳴門教育大学教授)
    本田裕仁(徳島大学講師)
    宮本弘志(徳島大学助手)
    六車直樹(徳島大学講師)
A4版、432頁、1994年初版、2006年改訂 (定価4,935円)

 臨床医学は、幅広い職種の方々により支えられており、さらに近年、福祉、介護などの領域が社会的重要性を増し、臨床医学についてのある程度の理解が幅広い人々に求められています。内科学はこの臨床医学の中核をなすもので、臨床内科学について理解することは、広く臨床医学全般を理解する上に必須の条件になっています。

 本書は、栄養士・看護士、保健士、臨床検査技師、リハビリテーション・福祉・介護・医療事務などに関与するか方々のために執筆しました。内科学は非常に幅が広く、奥行きが深い学問です。本書は各領域の専門家に、それぞれの分野について、最新の情報を分かりやすく理解して頂くために、項目を整理し、重要な項目については詳述し、実際の知識として活用できるように配慮して執筆されています。
 現在、既に多くの医療関係の学校で教科曽ないし参考書として採用されています。

5.心電図とベクトル心電図(CD−Rom付)

心電図とベクトル心電図 「心電図とベクトル心電図」CD
著者:森 博愛(徳島大学名誉教授)、西角彰良(徳島大学講師)
野村昌弘(徳島大学講師)、渡部克介
A4版、252頁、2002年、本体価格(CD-romを含む)5.500円。
CD: Windows, Mac両用ハイブリッド版、ファイル数 571 files

 心臓は立体的臓器ですから、その活動電流の記録である心電図も当然 立体的に変動します。従って、心電図を理解し、臨床に役立てるためには、心電図の記録から立体的な心臓電気変化を理解することが必要です。そのためには、心電図の各誘導法の意義を理解し、標準12誘導心電図の波形から、心起電力の変化を立体的に把握するベクトル的アプローチが必要です。 
 本書では、このようなベクトル的立場に立って、心電図をどのように理解し、どのように診断して、臨床に役立てるかを分かりやすく解説しました。
 
 本書に付属したCD-RomはWindows パソコンでも、Macintoshパソコンの何れでも読むことが出来るようなハイブリッド版になっています。総計571枚の多数のファイルで構成されており、多くのリンクが張られ、総カラー表示ですから、書物の内容を理解する上に非常に役立つことと確信しております。

 ベクトル心電図の理解は、心電図の立体的理解のために必須の基礎知識ですが、最近、ベクトル心電図検査は臨床検査としてはあまり行われなくなりましたので、この方面の書物が入手出来なくなっています。そのため、本書では心電図をよりよく理解して頂くために、ベクトル心電図の考え方と診断法についても解説を加えました。 本書が恐らく、現在、我が国で入手可能なベクトル心電図に関する唯一の書も悦ではないかと思います。

本書の内容は下記の如くです。

新しい心電図の見方 ベクトル心電図の臨床
1.正常心電図の成り立ち
2.心臓電気軸
3.心房負荷
4.心室肥大
5.心室内興奮伝導障害
6.冠不全
7.心筋梗塞
8.WPW症候群
9.電解質異常
10.不整脈
11.その他
1.ベクトル心電図とは?
2.ベクトル心電図誘導法
3.標準12誘導の誘導軸
4.心電図とベクトル心
図との相関
5.正常ベクトル心電図
6.ベクトル心電図の長所と短所
7.心房負荷
8.左室肥大
9.右室肥大
10.両室肥大
11.左脚ブロック
12.右脚ブロック
13.両脚ブロック
14.WPW症候群

6.心電図セミナー(1)(CD-Rom付) 

心電図セミナー1 心電図セミナー1のCD
著者:森 博愛(徳島大学名誉教授)、西角彰良(徳島大学講師)
野村昌弘(徳島大学講師)、渡部克介
A4版、252頁、2002年、本体価格 (CD-romを含む)5.500円。
CD: Windows, Mac両用ハイブリッド版

 本書は、著者の1人 森 が、1991年(平成3年)以来、現在(2004年6月)まで徳島県医師会報に、日常臨床において誤りやすい心電図症例、Brugada症候群などの近年興味を持たれている心電図上の新しい概念などを「心電図セミナー」 という共通主題のもとに連続掲載していますが、その中の第1症例から第50症例までをまとめたものです。まず、各症例の臨床的事項と心電図を示し、その後に心電図診断とその根拠を解説し、日常臨床において、心電図をどのように活用するかを具体的に分かり易く解説しました。

 さらに、本書には、上記の本文(200頁)の追補(38頁)として、最近における臨床心電図学のトピックスについても、まとめて解説しています。これらは下記のような主題を含みます。本書を通じて、読者は心電図を臨床の場において、どのように読み、どのように理解し、それをどのようにして診療に役立てるかを身に付いて知識として体得することが出来ると思います。

No. テーマ No. テーマ
Brtugada症候群 QT延長症候群
突然死の原因と対策 心膜切開後症候群
血行動態的な心室負荷様式
と心電図所見との相関
発作性上室頻拍
標準誘導心電図からの
副伝導路位置推定
異所性心房頻拍
Straight back syndrome 10 Triggered activity

 本書に付属したCDにおいては、まず各症例の臨床的事項、心電図および本例についての設問を示し、読者自身に解答を考えて頂き、リンクして解答を見るように構成されているため、自己研修に適していると考えられます。

7.心電図セミナー(2)(CD−Rom付)

心電図セミナー2 心電図セミナー2_CD
著者:森 博愛(徳島大学名誉教授)、西角彰良(徳島大学講師)
野村昌弘(徳島大学講師)、渡部克介
A4版、254頁、2002年、本体価格 (CD-romを含む)5.500円。
CD: Windows, Mac両用ハイブリッド版

 本書は、著者の1人 森 が、1991年(平成3年)以来、現在(2004年6月)まで徳島県医師会報に、日常臨床において誤りやすい心電図症例、近年興味を持たれている心電図上の新しい概念などを「心電図セミナー」という共通主題のもとに連続掲載していますが、その中の第51症例から第100症例までをまとめたものです。まず、各症例の臨床的事項と心電図を示し、その後に心電図診断とその根拠を解説し、日常臨床において、心電図をどのように活用するかを具体的に分かり易く解説しました。

 本書に付属したCDにおいては、まず各症例の臨床的事項、心電図および本例についての設問を示しし、読者自身に解答を考えて頂き、リンクして解答を見るように構成されているため、自己研修に適していると考えられます。

8.心電図P波の臨床

心電図P波の臨床 著者:森 博愛(徳島大学名誉教授)
    日浅芳一(徳島赤十字病院副院長)
    中屋 豊(徳島大学教授)

A5版、265頁、1980年初版、
    1994年第2刷
265頁、表:38枚、図・写真:182葉
拡大高速心電図
拡大高速記録心電図の1例(正常P波)

 本書の初版は1980年と多少古いのですが、心電図P波に関する書物としては、我が国では1冊も出版されておらず、世界的に見ても下記の書物が1冊あるのみです。
 Zimmerman,HA,Bersano,E,Dicosky,C: The auricular electrocardiogram, Thomas,Springfield,1968.

 P波は、QRS波、T波、U波と共に心電図を構成する重要な波であるにもかかわらず、従来、あまり関心が払われていませんでした。私どもは内外の文献を渉猟すると共に、拡大高速記録心電図法、ベクトル心電図法、空間マグニチュード心電図法、空間速度心電図法などの新しい手法をP波の解析に導入し、心電図P波の解析から如何に多くの情報を得ることが出来るかを本書で明らかにしています。

 上図に正常P波の拡大高速記録心電図の一例を示します。1mV=16cmの記録です(記録速度10cm/秒)。第2誘導P波の上行脚、下降脚にスラーを認めます。上行脚のスラーは、左房興奮の開始、下降脚のスラーは右房興奮の終了を反映しています。第1誘導では右房興奮を反映するP波前半の波が小さく、左房興奮を反映する後半の波が著明になっています。

 また胸部誘導V1では右房興奮を反映する前半の波が著明ですが、左房興奮を反映する後半の波は小さく描かれています。左側胸部誘導V5,6ではP波は3つの峰でこうせいされており、これらはそれぞれ右房興奮、両房興奮の合成、砂防興奮をあらわしますが、最後の砂防興奮を反映する波が最も高く描かれています。このおうに、新しい分析手法を導入しますと、従来、明らかでなかった知見を得ることが出来るわけです。本書は、このようなP波に関する新しい知見を研究資料に基づいて示しました。

 本書の内容は下記の如くです

タイトル
第1章 P波の臨床的意義(2頁)
第2章 心房内の興奮の伝わり方(10頁)
第3章 P波の分析方法(35頁)
第4章 正常P波(19頁)
第5章 PR間隔とその異常(8頁)
第6章 心房負荷心電図の名称(4頁)
第7章 Macruz Index(8頁)
第8章 左房負荷(33頁)
第9章 右房負荷(8頁)
第10章 両房負荷(4頁)
第11章 諸種疾患のP波(64頁)
第12章 ベクトル心電図(7頁)
第13章 空間マグニチュード心電図(4頁)
第14章 空間速度心電図(8頁)
第15章 異所性P波(15頁)
第16章 洞不全症候群(11頁)

9.人体生理学の基礎

人体生理学の基礎 編著:宮本博司
(徳島大学名誉教授)
 
   山口久雄
(徳島文理大学教授)

著者:田中弘之
(鳴門教育大学教授)
 
   中屋 豊
(徳島大学教授)
 
   森 博愛
(徳島大学名誉教授)
  
  森田雄介
(徳島大学教授)
A4版、230頁、1996年初版、2004年第5刷、本体価格:2,900円

 本書は、人体生理学の基礎知識を簡明に、分かりやすく、しかも臨床と関連を持たせて解説したものである。従って、本書は臨床医学に関連がある各職種、すなわち看護士、保健士、薬剤師、栄養士、鍼灸士、リハビリテーション・介護・福祉・スポーツ医学関係者などの方々の、業務を遂行する上での基礎知識として役立つことが期待される。

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